榕樹書林

華夷(かい)秩序と琉球王国

Category : 歴史

書籍名 華夷(かい)秩序と琉球王国
ISBN番号 9784898051757
定価 3,080円(税込)
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3,080円(税込)

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陳 捷先(台湾大学名誉教授)監訳 赤嶺 守、張 維真 著者は台湾において長期にわたって琉球と中国の交渉史を研究してきた泰斗であるが、その成果はこれまで日本語で紹介されることはなく、日本国内ではいわば知る人ぞ知るであった。本書はこの状況をうれいた琉球大学の赤嶺守研究室とそのチームによる初の日本語訳による琉球・中国の関係史論の集大成である。本書では洪武5年(1372)年の琉球による明への朝貢以来、500年余にわたる中国と琉球の友好的な交流の歴史の諸相を、豊富な漢文史料を駆使して説いた台湾史学界の大きな成果といえよう。東アジアにおける政治力学の根源を、琉球王国というフィルターを通してとらえなおす視点を本書は忠実に基づいて提起している。最近、大きな成果を積み重ねている琉中関係史研究の中にあって本書は待望の日本語訳といえるだろう。 A5判、並製、261頁 定価(本体2,800円+税)

〈目次(抄)〉

第1章 明清時代における中琉間の封貢関係の源流について
第2章 琉球王位継承考
第3章 東アジア世界における中国文化圏の形成と発展
第4章 明清時代における中国文化を琉球に伝播した華人の貢献
第5章 琉球久米系家譜の研究
第6章 中琉関係の持続・強化に対する康熙皇帝の貢献
第7章 清代琉球使節の進貢路程及びその活動
第8章 清代に出版された琉球の「地方志」について
第9章 清代奏摺資料と中琉関係史研究  


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