書籍名 |
13 キジムナー考―木の精が家の神になる |
ISBN番号 |
9784898052037 |
定価 |
1,100円(税込) |
販売価格 |
1,100円(税込)
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購入数 |
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赤嶺政信(琉球大学人文社会学部教授)著 沖縄の各所にみられるガジュマルの大木には「キジムナー」が住んでいて、時にイタズラをし、時に富を与え、時に妖怪として悪さをする愛されるキャラクターとしてすっかりおなじみの「キジムナー」だが、いったいキジムナーとは何ものなのか。本来の姿はどういうものなのか等を真正面から問い詰めた、まじめな「キジムナー論」です。第一部では、キジムナーの正体は何かを様々な伝承から探求し、キジムナーの正体を民俗学的分析を通して明らかにしている。第二部では木の精としてのキジムナーが、複雑な儀礼的手続きを経て家の神へと昇華していく過程が鮮やかに描き出されます。 A5判、並製、126頁 定価(本体1,000円+税)
〈目次〉
第一部 キジムナー考
はじめに
第一章 キジムナーは何モノか
第二章 富を司るキジムナー
第三章 キジムナーと縁切りをする理由
第四章 キジムナーの両義的性格
第五章 山から木を運ぶキジムナー
第二部 樹木の精霊と家の神
はじめに
第一章 家屋から祓われる精霊たち
第二章 西表島祖納の建築儀礼
第三章 中柱と中柱信仰
第四章 ユイピトゥガナシ
第五章 ユイピトゥガナシ儀礼の意味
第六章 樹木霊の両義的性格と力の馴化
第七章 木の精が家の神になる