榕樹書林

琉球古瓦(コガ)の研究

Category : 歴史

書籍名 琉球古瓦(コガ)の研究
ISBN番号 9784898051696
定価 15,400円(税込)
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15,400円(税込)

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上原 靜(沖縄国際大学教授)著 沖縄県教育委員会文化課での首里城発掘調査をはじめ、県内各地の豊富な発掘の成果をベースに、出土した古瓦の分布、その変遷、系統(高麗系、大和系、明朝系)、技術の伝播などを総合的に整理し、型式学的研究とそれに基づく編年を提起し、古瓦を通してグスク及び琉球王国両時代の実像を追い求め、沖縄の島々は勿論東アジア規模の交流にまでせまる沖縄考古学界待望の大著です。本書によって琉球古瓦研究は大きな一歩を記すことになるでしょう。豊富な図版満載です。 上製、布装・凾入 B5判・422頁 定価(本体14,000円+税)

〈目次〉

序章
  第1節 本研究の主題と目的
  第2節 問題の所在
  第3節 研究の方法
  第4節 構成

第1章 琉球諸島出土の中近世瓦の研究略史

第2章 グスク時代の瓦
  第1節 沖縄諸島のグスク時代における瓦の需要
  第2節 高麗系瓦
   1. 沖縄諸島出土の高麗系瓦について
   2. 沖縄諸島における高麗系瓦の系譜
   3. 韓国からみた琉球の高麗瓦
  第3節 大和系瓦
   1. 沖縄諸島出土の大和系瓦について
   2. 沖縄諸島出土の大和系軒丸瓦について
   3. 雁振瓦について
  第4節 中核的グスク等における瓦屋の需給関係とその推移

第3章 琉球王国時代の瓦
  第1節 沖縄諸島出土の瓦
   1. 琉球王国における瓦窯生産の画期と展開
   2. 沖縄諸島における琉球瓦の種類と編年
  第2節 周辺離島出土の瓦
   1. 八重山諸島の窯業史における屋瓦の特質
   2. 宮古島における遺跡出土の屋瓦
   3. 久米島における明朝系瓦の特質とその意義
  第3節 中国からみた琉球の明朝式瓦
  第4節 輝緑岩製石棺にみる屋根瓦
  第5節 中国浙江省の歴史的建造物にみる屋瓦

第4章 近現代の瓦
  第1節 沖縄諸島における第二の大和瓦
  第2節 近現代の島瓦とセメント瓦
  第3節 現代の屋瓦製作具

第5章 結語


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