| 書籍名 |
『羽地仕置』を読む 附・『沖縄県旧慣租税制度(妙)』 |
| ISBN番号 |
9784898052655 |
| 販売価格 |
2,970円(税込)
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一六〇九年(慶長十四)の島津氏による琉球侵略は古琉球期の政治・社会を根底からくつがえすものであり、その後琉球は深刻な混乱におちいり、社会危機は深まり将来展望を見失うことになる。この危機克服に辣腕をふるったのが羽地朝秀であった。
羽地朝秀(一六一七〜一六七五)は薩摩との関係の再構築と疲弊した社会の立て直しを図り、様々な施策を推し進めた。その施策が世に「羽地仕置」として知られているもので、これまでも様々な角度から研究されてきている。
本書では条文を現代語に訳注する作業を通してその施策の内実を再検討し、古琉球期から近世社会への転換の実像に迫ろうとする試みであり、同時に今日的視点からの捉え直しへの挑戦である。
羽地朝秀の指針は今も生きている。それはヤマトと中国との狭間にあって琉球はいかに生くべきか、という問いへの向かい方を示すものであろう。
本書が現代の沖縄を視る上での机上の一冊として活用されんことを望む。
諸見 友重著 並製・229頁・A5判 定価2,970(本体2,700)円 2026年刊行
ISBN978-4-89805-265-5
目 次(抄)
「羽地仕置」を読む前に
一、摂政就任時の羽地朝秀の人間関係
二、「羽地仕置」について
三、羽地摂政時の時代背景とその政策
四、「羽地仕置」の源流
其の一 樺山久高他三名連署掟
其の二 中山王尚寧起請文
第一部 「羽地仕置」現代語訳注
第1文〜第73文
琉球国由来記と中山王府管制から作成した位階と称号
第二部 沖縄県旧慣租税制度(抄)
はじめに
旧慣租税制度
租税制度雑感 主に代掛と頭掛について
著者プロフィール
諸見 友重 (もろみともしげ)
一九六八年那覇市に生る。
琉球大学法文学部卒
二〇一一年『中山世鑑』の現代語訳注本を刊行、漢文史料の現代語訳に挑み続けている。
二〇二四年『古琉球を歩く―碑文散策考』を上梓する