榕樹書林

校註 尚家本喜安日記 琉球国尚寧王の駿府・江戸参府の年譜と史料

Category : 歴史

書籍名 校註 尚家本喜安日記 琉球国尚寧王の駿府・江戸参府の年譜と史料
ISBN番号 9784898052402
販売価格

8,800円(税込)

購入数

森威史 編著

1609年(慶長14年)薩摩島津軍が琉球侵攻
琉球唯一の同時代史料を綿密に校訂・註記し、合せて「喜安日記」に関連する諸史料を収録

 1609年(慶長14年)、島津三千の精強軍が琉球を襲い占領し、時の国王尚寧はとらえられ、薩摩に連行され、島津支配への屈服を強制され、起請文を書かされるとともに、駿府の徳川家康と会見し、更に江戸城では第二代将軍徳川秀忠と会見。その後、再び薩摩に戻り琉球に帰されることとなった。
 この一連のできごとを記した琉球側の唯一の残存史料が「喜安日記」である。著者喜安は堺の人で、琉球の茶道の師として招かれ、尚寧王の側近となっていた人物であり、尚寧王が連行される際にも同道し、それらを詳細に記録していたのである。
 従来「喜安日記」は伊波本と屋良本との二本が知られ、それらをもとにした読み下し本が一般には流布していた。那覇市史や日本国民生活史料集成のものがそれである。当社が「喜安日記」として刊行していたものも同種である。
 2018年、琉球国王尚家の末えい尚衞(しょうまもる)氏から尚家文書が那覇市に寄贈されたが、その中にあった「喜安日記」を元に、従来のものと比較検討し改訂を加えたものに詳細な校註を施したものが本書である。いわば「喜安日記」の定本といっていいであろう。
 又、「喜安日記」に出てくる諸事件に関連する史料を広く収集編纂して、計104点を収録し、著者による尚寧王の駿府での徳川家康との会見を詳しく解明した論考も収めた。

A5判、上製、凾入、358頁(含グラビア4頁・索引9頁)
定価8800円(本体8000円+税)




目次

はじめに
凡例

校註 尚家本『喜安日記』

琉球国尚寧王の駿府・江戸参府の年譜と史料
収録史料 全104本

付載論考 慶長15年琉球国尚寧王の駿府登城

尚家本『喜安日記』索引
人名索引・地名索引・社寺索引



編著者プロフィール
森 威史(もり・たけし)
横浜に生る。国学院大学史学科卒、久能山東照宮博物館副館長他を経て、1983年静岡人類史研究所を創立。所長として活躍するも二〇〇九年退任。現在、静岡文化財研究所学術顧問。


この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

ログイン

はじめてのお客様へ 新規会員登録はこちら




Top Sellers


カートの中身を見る



Feeds

RSS - ATOM