榕樹書林

蛇を語る

Category : 文学・エッセイ

書籍名 蛇を語る
ISBN番号 978-4-89805-232-7
販売価格

2,750円(本体2,500円、税250円)

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高橋渉二著 一般的には、忌まわしいものとされる嫌われ者の「蛇」であるが、神話や民話、伝説の世界では善役、悪役も含めスーパースターと言える。本書は、聖書を中心に世界中の神話、民話、伝説の中に現れたる「蛇」を取り上げ、物語の中での役割あるいはその意味する所等を追求したエッセイ集である。様々な蛇の物語の多様な展開と著者のエスプリの効いた風刺が楽しく、342頁というこの手のものとしてはかなりの分量であるにも関わらず、一気に読ませてくれる本である。著者の高橋渉二氏は北海道に生まれ、二度の長期沖縄在住の中で多くの詩集を刊行され、また版画家としても全国各地で個展を開催なさっている。『詩集 群島渡り』では、第5回山之口貘賞を受賞している。 A5判、352頁、並製、限定30部 定価(本体2,500円+税)

〈目次〉

蛇その一、エデンの園
       エデンの蛇 禁断の木の実 リンゴではない 再びエデンの蛇

蛇その二、天の蛇
       ブロンズの蛇 蛇と毒蛇

蛇その三、パウロと蛇
       蛇のように賢く パウロと蛇

蛇その四、ヤマタノヲロチ
       ヤマタノヲロチ 追放される神 
       テロル、神 酒の好きな蛇 水の神 砕かれる蛇

蛇その五、アイヌ昔話
       鍛冶屋から大蛇へ 神話、伝説、昔話の違い 
       北の蛇から 支笏湖の大蛇 神か堕天使か
       ガードマン 天の父に

蛇その六、北日本の昔話
       ヘビはイケメンを好む ヘビ、ストーカー 蛇は人妻 自己犠牲
       あの鐘を鳴らすのはあなた なぜ末っ子なのか
       結婚詐欺 蛇は美男 いざ、しょうぶ

蛇その七、南日本の昔話
       夜叉ヶ池 生け贄は十六歳 神主トリック 斬蛇の蟹
       現報とは何か 蟹神様 蛇の息子の出世?
       蛇の怨念 蛇の悔い改め

蛇その八、琉球の昔話
       亭主はマッタブ 蛇の嫌うもの ニガヨモギ―神の罰
       ハマウリ あやしき神々の夜這 神婚?獣婚、
       そして堕胎 初めに蛇があった ユタを買う ハブと罰

蛇その九、ギリシア神話
       ギリシア神話について 蛇とヘラクレス
       ラダマンテュスの法廷 ヒュドラー退治
       ヒュドラーとは何か、そして英雄の最期

蛇その十、メソポタミアの神話
       また、ギルガメシュ ノロ・ウイルス 蛇に生き水、
       人に死に水 ウロボロス?

蛇その十一、ユダヤの民話
       黄金の花びら 金になる蛇 
       ディアスポラと民話 蛇は災いの門から

蛇その十二、アイルランド、スコットランドの神話伝説
       蛇と神父 蛇と少年 最も小さい者こそ 蛇と魔術師

蛇その十三、北欧神話
       神々の黄昏 北欧神話の蛇 世の終末、そして ラグナロク

蛇その十四、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペインの民話
       蛇肉と超能力 恩讐の蛇 蛇と暮らす 黄金伝説

蛇その十五、ロシア、フィンランドの神話伝説
       蛇と親戚 蛇とパクリ 自分が一番 蛇の汁 神の軟膏

蛇その十六、アメリカの神話伝説
       動物を神と見立て またしても蛇肉 騙し討ち 
       ガードマン 天の心へ

蛇その十七、中国の神話伝説
       女媧 兄妹始祖譚 角のある蛇 神話的な地理の書物

蛇その十八、インドの神話伝説
       ナーガ インダス文明 動物神 インドへ

蛇考ランダム一、蛇口
蛇考ランダム二、蛇目
蛇考ランダム三、蛇肉
蛇考ランダム四、蛇紋
蛇考ランダム五、蛇マネー

あとがき
あとがきのあと

参考にさせて頂いた文献
初出一覧

装画 著者 表紙絵「創世記」木版24×43センチ、那覇市民ギャラリー(2020・2)
扉絵 「パラダイス」木版+合羽版30×40センチ、ギャラリーサエラ企画(1987・10)


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