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真栄平房昭著『琉球海域史論』上下全2巻セット

Category : 歴史

書籍名 真栄平房昭著『琉球海域史論』上下全2巻セット
ISBN番号 978-4-89805-216-7、978-4-89805-217-4
販売価格

26,400円(本体24,000円、税2,400円)

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著者は、神戸女学院・琉球大学にあって琉球史研究の先端を担い、多数の研究論文を投じてきたが、周辺から熱く要望されていたにもかかわらず単著がなく、論集の刊行が期待されていた。長い闘病の中にある著者を元気づけようと研究者仲間・友人が協力し、遂に待望の琉球史論集が刊行されることとなった。収録論文は上下あわせて34本(以下、目次に掲載)となる。アジアを視野に拡がりと深みを増し続ける琉球史研究の全体像を、多彩に展開してきた著者の論考は、これからの研究の方向性を明確に示すとともに、沖縄の人々に希望の灯をともすものとなるだろう。※こちらの商品は、単品ではなく、上下全2巻セットでの販売となります。上下巻の単品でもご注文いただけますので、ご希望の方は、前のページへお戻りいただいた後、上下全2巻セット販売の下に表示されています「単品」からそれぞれご注文くださいませ。

琉球海域史論(上) −貿易・海賊・儀礼−
琉球海域史論(下) −海防・情報・近代−

全2巻セット、A5判、上製本、各500頁余
分売可能、各巻定価 12,000円+税 
上下2巻セット定価  24,000円+税


琉球海域史論(上) −貿易・海賊・儀礼−
〈目次〉

まえがき
凡例

第一部 貿易と流通構造論
  第一章 16〜17世紀における琉球海域と幕藩制支配
    はじめに
    第一節 16世紀の倭寇活動と琉球
    第二節 17世紀初期における幕藩制支配
    第三節 イギリスの琉球商館構想−琉球をめぐる情勢−

  第二章 イギリス・オランダ商館の貿易活動と琉球・薩摩−17世紀初期の動向−
    はじめに
    第一節 シー・アドヴェンチャー号の琉球寄航
    第二節 イギリス商館と薩摩・琉球
    第三節 対外貿易の平戸・長崎集中
    第四節 オランダ商館との関係
    おわりに

  第三章 東アジアにおける琉球の生糸貿易
    はじめに
    第一節 「鎖国」形成期の生糸貿易
    第二節 明清交替と幕府の貿易政策
    第三節 17〜18世紀の生糸貿易
    第四節 ヨーロッパ船の中国貿易による影響
    第五節 国産生糸・絹織物業の発展
    おわりに

  第四章 砂糖をめぐる生産・流通・貿易史−幕藩制市場と琉球の視点から−
    はじめに 
    第一節 砂糖の生産技術
    第二節 砂糖の流通と国産化
    第三節 広域流通ネットワークの形成
    第四節 幕末開港と砂糖貿易
    第五節 イギリス商人と薩摩藩
    第六節 近代への展望
    おわりに

  第五章 琉球の中国貿易品と輸入品−海を越えた唐紙−
    はじめに
    第一節 中国で生産された紙の種類
    第二節 明清期の紙の生産と流通
    第三節 清代の档案史料にみる紙
    第四節 海を越えた製紙技術とヒト−琉球人・新垣筑登之の世界−
    おわりに

  第六章 茶の輸入と消費−中国茶と日本茶−
    第一節 档案史料にみる茶
    第二節 中国茶の生産と各島
    第三節 中国における茶の動向−福建を事例に−
    第四節 清末における中国茶の動向と琉球への輸入
    第五節 日本茶の流通
    おわりに

第二部 海産物・抜荷・貿易構造論
  第一章 琉球王国における海産物貿易−サンゴ礁海域の資源と交易−
    はじめに
    第一節 サンゴ礁から生まれた海産物貿易−ヤコウガイを中心に−
    第二節 近世における貝の輸出
    第三節 タカラガイ(宝貝)をめぐる貿易
    第四節 サメ・ナマコ・タイマイについて
    おわりに

  第二章 幕藩制下における唐物抜荷と琉球−輸入品の流通構造をめぐる一視点−
    はじめに
    第一節 輸入品流通機構の再編と抜荷
    第二節 朱の抜荷と幕藩法
    おわりに

  第三章 琉球における家臣団編成と貿易構造−「旅役」知行制の分析−
    はじめに
    第一節 貿易と家臣団の土地領有制
    第二節 「旅役」知行制の実態
    おわりに

  第四章 近世琉球における個人貿易の構造
    はじめに
    第一節 朝貢体制と個人貿易
    第二節 薩藩支配と貿易統制
    第三節 個人貿易の展開
    おわりに

第三部 海賊論
  第一章 明朝の海域政策と琉球−海禁・倭寇論を中心に−
    はじめに
    第一節 海禁=朝貢システム
    第二節 倭寇対策と海防
    おわりに

  第二章 トカラ海域史の視点−海上交通と異国船来航をめぐって−
    はじめに
    第一節 中世東アジア海域とトカラ
    第二節 倭寇とトカラ
    第三節 近世初期のトカラと琉球
    第四節 ヨーロッパ船の来航とトカラ海域
    おわりに

  第三章 17世紀の東アジアにおける海賊問題琉球
    第一節 研究史の課題と視点
    第二節 オランダ船の海賊行為と安全保障
    第三節 海賊禁止令と幕府の琉球船に対する「保護」意識
    第四節 中国沿岸の海賊と琉球船

  第四章 清代中国における海賊問題と琉球−東アジア海域史研究の一視点−
    はじめに
    第一節 17世紀中期〜18世紀初めの海賊問題
    第二節 18世紀後半から19世紀初期の海賊問題
    第三節 19世紀中期の沿海情勢と海賊・イギリス艦隊
    おわりに

第四部 儀礼・王権論
  第一章 琉球国王の冊封儀礼について
    はじめに
    第一節 冊封使
    第二節 詔勅の迎接儀礼
    第三節 諭祭
    第四節 冊封の儀礼過程
    第五節 冊封使の接待宴
    第六節 儀礼と奏楽
    第七節 王権の象徴−皮弁冠服−
    おわりに

  第二章 幕藩制国家の外交儀礼と琉球−東照宮儀礼を中心に−
    はじめに
    第一節 江戸幕府の国家祭祀と日光東照宮
    第二節 琉球使節の東照宮参拝
    第三節 東照宮祭祀の地方的展開
    第四節 天皇制国家の儀礼と琉球−近代への展望−
    第五節 神道儀礼と琉球王権−伊勢神宮の「大麻」配布−
    おわりに

  第三章 琉球王国に伝来した中国絵画−唐物の輸入と王権をめぐる視点−
    はじめに
    第一節 「王権の空間」を彩る唐物
    第二節 南宋の宮廷画家 劉松年
    第三節 家臣たちに下賜された中国絵画
    第四節 中国書画の輸入
    第五節 琉球から薩摩へ渡った唐物
    おわりに

あとがき
索引

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琉球海域史論(下) −海防・情報・近代−
〈目次〉

まえがき
凡例
第一部 海防論
  第一章 「鎖国」形成期のキリシタン禁制と琉球−徳川政権のマニラ出兵計画の背景−
    はじめに
    第一節 キリシタン宣教師と琉球
    第二節 マニラ出兵計画の背景
    第三節 キリシタン禁令と海防
    おわりに

  第二章 琉球のキリスト教禁制と東アジア
    はじめに
    第一節 琉球のキリシタン禁制と東アジア
    第二節 琉球における禁制と海防
    第三節 清国キリスト教と琉球使節
    おわりに

  第三章 薩摩藩の海事政策と琉球支配
    はじめに
    第一節 海事関係法の分析
    第二節 薩摩船の活動をめぐる諸問題
    おわりに

  第四章 「鎖国」形成期の琉球在番奉行
    はじめに
    第一節 「在番」の語義
    第二節 在番奉行制の成立
    第三節 「鎖国」制の成立と在番奉行

  第五章 明清動乱期における琉球貿易の一考察−康煕慶賀船の派遣を中心に−
    はじめに
    第一節 慶賀船の準備過程
    第二節 内政と外交
    第三節 貿易運営
    おわりに

第二部 海域・交流・信仰論
  第一章 琉球海域における交流の諸相−海運・流通史の視点から−
    第一節 海上交通・港・船
    第二節 境界を越える人びと

  第二章 対外関係における華僑と国家−琉球の閩人三十六姓をめぐって
    はじめに
    第一節 琉球貿易の開始と市舶司制度
    第二節 海民の活動と久米村−琉球華僑の歴史的位置−
    第三節 「華僑」社会の近世的再編
    第四節 近世久米村の官人組織と儀礼

  第三章 江戸立の旅と墓碑銘
    はじめに
    第一節 淀川水運と琉球使節
    第二節 大阪・京都間の交通
    第三節 異国人行列と民衆
    第四節 江戸立の琉球人墓碑
    第五節 琉球人による墓前供養
    おわりに

  第四章 海域交流史からみた琉球弧−ヒト・モノ・海事信仰の伝播をめぐって−
    第一節 ルソン航路の中継地・琉球
    第二節 琉球・薩摩間の海上交通
    第三節 姿を隠す大和船
    第四節 海人の移動と信仰の伝播

  第五章 近世琉球における航海と信仰−「旅」の儀礼を中心に−
    はじめに
    第一節 航海の守護神−媽祖信仰をめぐって−
    第二節 航海安全の儀礼
    おわりに

第三部 書籍・情報論
  第一章 和漢の境界を越えて−琉球における書物文化の受容−
    はじめに
    第一節 近世の琉球における漢籍の受容
    第二節 渡唐役人と書物の伝来
    第三節 和書の伝来と受容

  第二章 近世日本における海外情報と琉球の位置
    はじめに
    第一節 中国の軍事紛争をめぐる情報伝達
    第二節 近世日本の中国認識と琉球の位置
    第三節 アヘン戦争情報と琉球
    おわりに

  第三章 琉球の海外情報からみた東アジア
    第一節 東アジア情勢と琉球
    第二節 太平天国の戦乱
    第三節 第二次アヘン戦争の情報
  
  第四章 幕末期の海外情報と琉球−太平天国の乱を中心に−
    はじめに
    第一節 南京陥落と琉球情報
    第二節 琉球使節の太平天国情報
    第三節 欧米艦船からの情報収集
    第四節 海外情報と島津斉彬
    おわりに

第四部 幕末・近代と琉球
  第一章 19世紀の東アジア国際関係と琉球問題
    はじめに
    第一節 アヘン戦争後の東アジア情勢と琉球
    第二節 近代国際関係と琉球の領土問題

  第二章 幕末・維新期における琉球の位置
    はじめに
    第一節 19世紀後半の東アジア情勢と琉球
    第二節 明治国家の成立と琉球
    おわりに

  第三章 琉球処分と軍隊・歴代宝案のゆくえ−「尚家文書」進出史料を手がかりとして−
    はじめに
    第一節 明治初期における琉球政策
    第二節 熊本鎮台沖縄分遺隊
    第三節 西南戦争
    第四節 尚泰の上京
    第五節 政府の手に渡った琉球の公文書

  第四章 近代日本における境界の島々−琉球・沖縄海域の視点から−
    はじめに
    第一節 欧米艦船の来航問題
    第二節 境界をめぐる地政学
    第三節 琉球をめぐる日清交渉
    第四節 1880年代の東アジアと沖縄の軍事的位置

著作一覧
あとがき
索引


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